2011年度 事業報告書

自2011年4月1日 至2012年3月31日

特定非営利活動法人 野菜と文化のフォーラム

1.事業の成果

 人口の減少や老齢・核家族化の影響で野菜消費動向が変化する中、メタボ対策や食品の安全性等がクローズアップされている。このような状況下、食の救世主はやはり野菜であると実感し、本会の役割の大きさを痛感している。総会セミナーでは、これらの問題を取り上げ、健康維持・改善に役立つ野菜生産・販売方法について講演を行った。また、視察研修では、発展する中国の野菜産地や多くの野菜実情を見て回り、収穫の多い研修会であった。先進施設見学会の当日は寒いみぞれ交じりであったが、多数の参加者があり盛会であった。キャベツ、里芋研究会はいずれも旬の作物を取り上げ、参加者はやや少なかったが充実した内容となった。また、昨年に続き地方・伝統野菜をテーマに「野菜の学校2011」を通年で実施した。他のマスメディアでも取り上げられ、伝統野菜と食文化が報じられるようになった功績は大きい。東日本大震災・原発事故から1年、まだまだその影響は強く残っているが、豊かな自然とおいしい野菜に恵まれた日本として、これらの問題を克服し苦難を乗り越えるため、会として努力していきたい。

2.事業の実施に関する事項

@ 特定非営利活動に関する事業
事業名
事業内容
実施日時
実施場所
従事者の人数
受益対象者
参加人数
支出金額
(千円)
(2) 野菜の生産・
流通・消費等に
関する
情報収集事業
地方野菜
視察研修
2011.10.23
〜26
中国山東省
維坊市、寿光市、
青島市
7名
一般市民及び会員
17人
2,302
野菜の先進施設
視察会
2012.2.29 東京都中央卸市場、
大田市場、
東京青果、大治
4名
一般市民及び会員
26人
10
(3) 講演会・
ホームページ・
出版等による
野菜に関する
啓発事業
総会セミナー 2011.5.23 女子栄養大学
松柏軒
4名
一般市民及び会員
62人
284
野菜の学校2011
(地方野菜・伝統野菜)
通年 東京都
青果物商業
協同組合
15名
一般市民及び会員
延べ 350人
2,187
野菜の品種別
調理特性検討会
(サトイモ)
2011.12.12 女子栄養大学
松柏軒
4名
一般市民及び会員
50人
172
有名野菜
品種特性研究会
(キャベツ)
2011.11.21 女子栄養大学
松柏軒
10名
一般市民及び会員
60人
180
ホームページに
よる啓発
通年 事務局
4名
一般市民及び会員
延べアクセス数
4,709件
410
A 収益事業 なし

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