●野菜と文化のフォーラム<2019年度事業報告>●

１．事業の成果

　本年度もまた例年どうりの気象害の多発した一年となった。特に年末から年明けにかけての寒波による農作物の不作は野菜価格の暴騰を及ぼし消費者を直撃した。一方で野菜の消費傾向は年次確実に多様化し、生産・加工・物流も含め変化するニ－ズに対応を迫られている。当会はこの日本農業を根本から考える必要性より農水省・関係機関のご協力を頂き「日本の農業を考える」講演会を２回に分け実施した。第一回は東京オリパラをひかえ生産現場に求められているGAPについての説明とすでに実践されている農業法人の報告を講演いただいた。第二回ではこれからの農業のあり方を導くべく行政・流通・市場・消費者を交えたパネルデスカッションを開催した。二回の講演会は参加者も各界よりお集まり頂き盛会であった。また報道も多岐にわたり、当会の生産現場におよぼす役割に対する期待の高まりを感じている。しかしながらここ数年は当会の会員・賛助会員のみなさまの真に求められている企画・イベントであったか、集まっていただける内容であったかを自問する声もあり、今一度「野菜と文化のフォ－ラ」の創設時の原点に戻った事業をに新たな視点で取り組むことも検討していきたい。

２．事業の実施に関する事項

①　特定非営利活動に関する事業

事業名	事業内容	実施日時	実施場所	従事者の人数	受益対象者参加人数	支出金額 (千円)
(2) 講演会・ホームページ・出版等による野菜に関する啓発事業	通常総会・記念講演会	2019.6.21	東京都中小企業会館銀座庁舎	5名	一般市民及び会員 63人	128
	作物フォ－ラム「トウモロコシ」　延期	2019.7	東京都五反田	-	-	-
	講演会「機能性野菜の講演会・デスカッション」	2019.11.22	東京都中小企業会館銀座庁舎	10名	一般市民及び会員 66人	118
	現地研修会　「JPFA植物工場の研修会」中止	2020.3	千葉県千葉大学柏の葉キャンパス	-	-	-
	ホームページによる啓発	通年	事務局	3名	一般市民及び会員延べアクセス数 3,500件	89