まず始めに映像で施設の説明を受け、いよいよ現場見学です。入荷、出庫バースは荷物の種類別に分かれ、トッラクが目的の場所へ入ります。ちなみに、この日の作業はすべて完了しており、見学しやすかったです。
続いて保管冷蔵庫へ。とてつもなく大きく、加工食品のそれと同じように品目別に並べられたものを自動的に出し入れし、人はコンプターを操作するだけです。入ってみると、温度管理は5℃、10℃とエチレンガス除去に分けて行っていて、立体的に装置が集約されていました。最後は寒くなりました。私たちも野菜を冷蔵庫へ入れて保管したりしますから、家庭の冷蔵庫と同じ…というわけです。
セットセンター、包装加工場も見ました。箱に詰められ、バラで集荷するだけでなく、生産地から来たものをここで消費者パックに小分け包装して店舗へ配送されるものもあります。スーパーなど現地でパッケージするより効率的な場合はここで小分けして出苛されます。包装加工工場は、場内・場外合わせて13あり、そこで働くパートさんは600人で、1日の生産数は30万点だそうです。私たちが見た時も多くの女性パートさんが働いていました。
中にはジャガイモの芽を取って袋詰めしているところもありました。士幌農場のように放射線照射しない限りジャガイモは芽が出ます。私たちは芽が出ると台所でとって調理しますが、芽が出たものを店頭に並べるわけにもいかず、ここで取っているのでしょう。
生産者から来るものはお芋でも大小さまざまです。それをここで取り混ぜて一定の目方にし、1袋にしてから出荷されるのです。消費者にとって不揃いはむしろ歓迎なのですが…。てっきり店舗での作業だと思っていましたが、センターでここまでやっているとは驚きました。包装加工する場合でも、生産から店舗まで約24時間だそうです。
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