食べる部分により以下の4種類に大別される。
○子芋用品種
・土垂(どだれ)…子芋、孫芋の数が多く、多収。芋は長卵形の芋で、肉質は粘性。葉先が長く垂れ葉柄と葉の付け根部分にアントシアニンが発生。主な産地 埼玉県・千葉県など
・石川早生…早生種で多収。暖地では7〜9月に出荷される。芋は丸く球形、肉質は粘性で淡泊。のどごしがよい。 主な産地 宮崎県・千葉県・九州や静岡など
・蓮葉(はすば)芋…主な産地 関東周辺など
○親子兼用品種
・八っ頭…親芋と子芋が分球せず塊状。粉質でデンプン含量が多く食味が優れる。葉柄は赤茎でえぐみが少なく、ずいきや芋がらとしても食べる。主な産地 埼玉県・千葉県
・唐芋(とうのいも/別名エビイモ)…唐芋を土寄せして、親芋の茎葉を制限して親芋の肥大を抑制し、子芋を育て、エビのように曲げたものを特に「エビイモ」という。子芋、孫芋ともほくほくした粉質で、食味が優れる。 主な産地 静岡県・京都府など
・大吉(セレベス)…赤茎
○親芋用品種
・筍芋(たけのこいも/別名京芋)…親芋の半分以上が土から出ていて、その姿が筍に似ている。草丈は2m以上に生育する。 主な産地 宮崎県
○葉柄用品種
・蓮芋(はすいも)…青茎を生のまま食べる。茎の切り口に蓮のような穴がある。酢の物や汁の実、ツマものなどに使われる。イモは根の先端に小さく着生する。主な産地高知・福岡県
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