初夏の候、日頃より当会の活動にご協力を賜り厚く感謝申しあげます。6月19日に年次通常総会・記念講演会を無事終えましたことをご報告いたします。

 当会の事業として野菜に関係する皆様の関心の高い事項について、毎年講演会を開催いたしております。昨年は「野菜の価格の仕組み」、その前年は「機能性表示食品-野菜-」などであります。

 本年は当会設立30周年を迎えるにあたり、創設時の当会の役割を再認識し、さらに会員の皆様にお役に立つ情報発信と各種事業の実施に向け努力してまいります。昨年は各種事情で未開催となった「作物フォ−ラム」を本年「エダマメフォ−ラム」として下記要領で開催いたします。

「野菜特性研究会 エダマメフォーラム」開催要領

【目的】

エダマメは、未成熟な大豆を食用とする野菜で、枝付きのままゆでて食用にしたことからこの名がつきました。エダマメの基になる大豆は、東アジア原産で、中国では紀元前2000年から栽培されている古い作物で、日本への渡来は明らかではありませんが、「古事記」や「日本書紀」に名前が見られることからも、かなり古くから伝わっていたようです。なお、エダマメとして食べられるようになった時期については定かでありませんが、江戸時代の中期の文献には記述がみられることから、この頃から盛んに食べられるようになったと考えられます。

現在のわが国におけるエダマメの栽培は12,500haで、ほぼ一定面積で推移しています。主要生産県は千葉県、山形県、新潟県、北海道、埼玉県、群馬県、秋田県などとなっており、最近では、地域おこしの題材に使われることも多くなっています。また、大豆をエダマメとして食べる食習慣は、長い間、日本独特のものでしたが、近年の健康志向に伴う日本食ブームや冷凍技術の普及により北米、ヨーロッパなど海外でも塩ゆでしたエダマメが食べられるようになっています。

そこで、本研究会ではエダマメに関する知識を深め、エダマメの魅力を引き出し、その生産振興と消費拡大に資することを目的にエダマメフォーラムを開催します。

【日時】

2018年8月9日(木) 13:00〜17:00(受付開始 12:30〜)

【場所】 千葉市生涯学習センター
 所在地:千葉市中央区弁天3-7-7
 TEL 043-207-5811
 ◎地図を参照するにはココをクリックしてください
【定員】 80名
【参加費】

会員3,000円  非会員4,000円  

【内容】

13:00 開会 (地下1階小ホール)

13:00〜13:10 挨拶

13:10〜14:30 講演1 
  テーマ エダマメ栽培の歴史と品種の分化
      および秋田県における産地ブランド展開

  講 師 秋田県農業試験場  
       佐藤友博氏

14:30〜15:20  出展エダマメの試食会(含、休憩)
         
出展種苗会社は6社を予定
          (試食室 3階 食文化研究室)

15:20〜15:50 講演2
 テーマ エダマメの流通について
 講 師 東京青果(株) 野菜第5事業部 副部長
      佐々木健一郎氏

15:50〜16:20 講演3
 テーマ エダマメの栄養価と機能性について
 講 師 東京デリカフ−ズ(株)

16:20〜16:50  出展種苗会社より
         出展品種のプレゼンテーション

          (出展種苗会社)

17:00 閉会

【締め切り】 2018年8月6日(月)
【申込方法】 下記の申込書を印刷の上、必要事項をご記入いただき、FAX(047-705-3822)にてお申し込みください。同内容をE-mail(yasaitobunka@yahoo.ne.jp)にてお送りいただいても結構です。
【お問合せ】 野菜と文化のフォーラム 事務局長 川口和雄
携帯:090-9383-1614 E-mail:yasaitobunka@yahoo.ne.jp


【お申し込み方法】

参加ご希望の方は、下記の「お申し込み書」を印刷の上、
FAX(047-705-3822)にて事務局までお送りください。
エダマメフォーラム」参加申込書(PDF)

 

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