目的  
   生産者等が、野菜を供給するにあたり、消費者に好まれる品質として、鮮度のよさ、外観のよさ、食味のよさ、栄養成分の多さ等を意識している。しかしながら、今までにこれらの要因を総合的に考慮した「おいしさ」に着目し、品質の評価指標として、検討した取組はみられない。また、野菜のおいしさに係る指標の確立については、生産者、流通関係者から強い期待が寄せられている。
 このため、野菜のおいしさに係る指標、野菜のおいしさに係る共通認識の整理、野菜の官能評価試験方法の検討を行うこととする。
   
 
(1) 野菜のおいしさ検討委員会を設置し、きゅうり(果菜類)、ほうれんそう(葉茎菜類)、にんじん、だいこん(根菜類)を対象として、@野菜のおいしさ調査部会、A野菜官能評価試験検討部会における検討課題等の協議・検討し、各部会で検討結果を踏まえて野菜のおいしさの指標等を提案する。
   
(2) 野菜のおいしさ調査部会においては、対象野菜等における次の取組を実施する。
 
各専門家の野菜のおいしさに係る共通認識の整理、評価指標作成するための調査・検討する。
野菜のおいしさに関する評価指標を表示し、販売して消費者の購買動向を調査・検討する。
野菜のおいしさに関する専門家と消費者の認識の違いの整理及び普及啓発手法の検討する。
   
(3) 野菜官能評価試験検討部会においては、対象野菜について官能評価試験を実施することにより、おいしさの測定方法について統一的な手法(ガイドライン)の提案を行うとともに、官能評価試験の確実性、再現性等の検証と、試験結果に基づくおいしさに係る官能評価試験の指標を検討する。
     
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