特に味がよいと感じられるものはなかった。野茶研ではグルコース含量がキュウリのおいしさに関与するものと考えている。表示等の対応も考慮し、2つの簡易法でグルコース含量を測定した。
RQフレックス(メルクより市販されている方法、本体10万円、試験紙100円)
グルテスト(糖尿病患者の血糖モニター用医療器具、本体3万円、チップ100円)
2本の平均値を記載。
収穫後日数のたつものは明らかにグルコース含量が低い。11月11日収穫分でも全体にグルコースが低い傾向。収穫前の天気が悪かったのが影響している可能性。
シャープ1についてはグルコースが異常に高い個体があった。食味は甘いだけでキュウリとしては適さないものであったため、データからは省いた。
女神2号については、食感がよくなかった。胎座部分が気になる感じがしたが、やや大きい傾向にあった。果肉の物性よりも、胎座の割合の大きいことが評価を下げるのではないかと推測する。
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