野菜と文化のフォーラムでは、平成18〜20年度に農林水産省の補助事業を受託し、野菜のおいしさに関する科学的な官能評価と理化学的な評価を組み合わせた検討を行ってきました。
その検討結果から機器分析値と官能評価を直接結びつけることは難しい品目があることや、特に加熱した場合には、未知の成分の相乗作用があるなど、野菜のおいしさ解明のために英知を絞った結果であり、生産・流通・消費・育種等の各場面で野菜を取り扱う方々に、多くの示唆を与える結果となりました。中では、減少傾向にある野菜消費に増加刺激を与える情報提供が期待されています。
この検討委員会の座長をお勤めになった野菜茶業研究所の堀江秀樹氏に基調講演をお願いいたしました。是非ご参加のうえ野菜おいしさに関する複雑・深遠な野菜の品質に係る疑問の整理に役立ていただきたく、ご案内申し上げます。
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