水田が広がる平地の圃場。生産者の中村文和さんが当日稲刈り作業のため、代わりにJA長岡の淡路さんよりご説明いただいた。ご厚意により畑で摘んだ枝豆を生のまま試食! 薄皮は柔らかく、豆そのもののよい甘さがあった。
晩生の枝豆で、豆の味・風味に優れているのが特徴。収穫時期が秋の彼岸から10月の初旬までと短い。前回の訪問は適期ではなかったので今回はまさに「旬」。昭和45年頃、JAで噂になった在来種の枝豆を復活させたもの。一時期は味のばらつきがあったが、選抜を重ねようやく「昔の味」を戻しつつある。また、肴豆から「早生・小ぶりの豆」を選抜し、「一寸法師」と名付けた。茹で上がりが綺麗で、味にくどさがない。「肴豆」より収穫期は早く訪問した翌日で終了。
どちらの枝豆も日が短く(短日)ならないと結実しない。早く播種しても育たないそうだ。
おいしい枝豆の大きさは、鈴木会長によると、「首都圏の豆は、莢の厚さが10mmくらいで大きな豆が莢にしっかり入っているが、新潟では8mm以下の小ぶりの豆が香りよく好まれる」。新潟の方々の枝豆に対するこだわりを感じた。一度に食べる量も一人丼いっぱいくらい、とのこと(その日の夕食に出された枝豆の量で納得?!)。
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