タイトル<野菜の学校>
● 2010年度「野菜の学校」 ●
- 2010年9月授業のレポート -
【当日の長岡野菜とその料理】
※植物分類表記は、系統発生解析による新しいAPG分類体系に基づく。
◆神楽南蛮 <ナス科>

 「神楽南蛮は平成10年まで知られていなかった。産地の山古志は山奥なので、神楽南蛮は雑交配することがなく守られてきた野菜。標高350〜400mが栽培適地で、厚く、大きく、固いものができる。長野から妙高の麓、六日町、塩沢あたりに分布しており、自分で作って食べて、お裾分けして終わるものだった。野菜は元々、売るものではないという思想がある。今でも生産量は少ないものの、初年度の売り上げ17万円から3年目で110万円になり、地域の活性化に役立っている」(鈴木氏)

神楽南蛮


 カプサイシンを含む辛み種で、しわのよったゴツゴツした形が神楽獅子の面に似ていることから名前がついたといわれる。普通のピーマンより一回り大きな肉厚のとうがらし。

 カリウム、ビタミンA、B、C、食物繊維を多く含み、カプサイシンのピリッとした辛みは夏バテ予防の食欲増進効果、殺菌効果がある。

 種とその周囲の白い綿状の部分が辛いので、これを除けばピーマン同様に使える。産地では丸ごと甘辛く煮た甘露煮にも。鈴木氏のお薦めは揚げびたし。

<試食後の主な感想>

 ◎神楽南蛮とじゃこの炒め合わせ

  • 薄く繊細なので、細切りにすると、小ぶりのじゃこと食感のバランスがよく、辛さもほどよくて、品のよい一品だと思います。

  • これはゴールデンコンビです。辛すぎず、じゃこのうまみと塩味が神楽南蛮とぴったり。ごま油の風味もきいています。

  • 後から辛さがきて、つまみ等には最適か。

  • 辛いけれど、食べれば食べるほど、つい手が出る味。

  • 神楽南蛮の辛みが、お酒やご飯に合いそう。

  • 食べやすい。ピーマンを薄くした感じ。辛い。神楽南蛮の生は食べやすい。シャキシャキ感がある。ピーマンより薄くて、ピーマンよりえぐみのない味。

 ◎神楽南蛮の肉詰め

  • 肉と合わせると辛みがちょうどよく、和風だけでなく、中華風、洋風の味つけにも合いそうだと思います。生の神楽南蛮も、意外に辛みが気にならず、さわやかな風味とほのかな甘みが感じられ、生のおいしさに驚きました。

  • 初めて食べました。辛さは強いのですが、ピリピリとクセになる辛み。

神楽南蛮の肉詰め
  • うまみがある辛さ。肉との相性がよい。生の神楽南蛮は、下のほうはピーマンの味なのに、上のほうはかなり辛い。

  • 神楽南蛮の丸煮を食べて以来、やみつき! この深いうま辛さは、他にはない。

  • 辛みに個体差があるのでしょうか、肉づめはかなり辛かった。子どもには厳しいかもしれない。肉との相性はとてもよいと感じた。形のかわいらしさを生かしたらよいかもしれない。肉づめなら普通のピーマンを使うと思う。あえて神楽南蛮を使うためのプレゼンテーションが必要だと思った。神楽南蛮自体は身が薄く、繊細な食感を楽しめた。炒め物、煮浸しにすると、味がしみやすい感じを受けた。

  • 種以外の部分の辛みが少なくて驚いた。生ではそんなに辛くないと思ったけれど、触れた唇がヒリヒリする。

  • 肉の甘みと、神楽南蛮の辛みが程よい。後口に甘みと辛みが長く、お酒にいいかな。
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