● 2010年度「野菜の学校」 ●
- 2010年9月授業のレポート -
【当日の長岡野菜とその料理】
※植物分類表記は、系統発生解析による新しいAPG分類体系に基づく。
◆グリーンぎんなん
<イチョウ科>
いちょうは雌雄異体で、雌にしか実はつかない。殻のついた実のまわりにオレンジ色の果肉があり、これが熟すと異臭を放つ。新鮮なものはむいいたときの色がきれいな翡翠色でもっちりしているが、時間が経つにつれて黄色になり、もっちり感もなくなる。
炭水化物、ビタミンB1、Cなどを含む。メチルビリドキシンという中毒物質が含まれており、体内に入ると大人の場合は肝臓に解毒酵素をもっているが、幼児は解毒力が発達していないので、中毒になりやすい。大人なら10粒程度、子どもは3〜4粒、5歳以下の子どもには食べさせないほうがよい。
グリーンぎんなん
<試食後の主な感想>
◎グリーンぎんなんの炊き込みご飯
色が鮮やかで、見た目に楽しめました。味は風味の面で、少し物足りない感じでした。
もっちりしておいしい。きれいな緑色。歯に吸いつくような、クセのあるような……。
グリーンぎんなんの炊き込みご飯
もっちりとした弾力と、ねっとりとした食感がある。甘みは少なく、あっさりした味わい。独特のクセのある香り。
銀杏がもちもちしていて、青々しい香りと味。苦みが弱く、クセがない。クセの強いものが好きな人には物足りない。
銀杏臭さがなく、緑がきれいで、夏の終わりに合う感じがしました。
今しか食べられない美しい翡翠色。もっちりした食感とご飯がとてもよく合っている。
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