◆またたび <マタタビ科>
マタタビという名前は、アイヌ語の「マタタムブ」から来たという説が有力。マタは冬、タムブは亀の甲の意味で、果実を表した呼び名ではと見られている。マタタビはツルも実も生薬として用いられる。「猫にマタタビ」とよくいわれるように、ネコ科の動物はマタタビの臭いであるマタタビラクトン、アクチニジンに恍惚を感じることは有名。
若い果実は辛いが、熟すとおいしい。若い実は塩漬けにし、滋養強壮、冷え性に効果的。マタタビ酒も薬用酒として冷え性や神経痛、リューマチなどに効き目があるとされる。
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