◆勝間南瓜(こつまなんきん) <ウリ科>
熱帯アメリカ原産で、カンボジアから伝わったので、かぼちゃの名がある。勝間南瓜は大阪市西成区玉出町付近(旧勝間村)が発祥。外観に深い溝とこぶがあり、800〜900g程度の小ぶりなかぼちゃ。粘質の日本かぼちゃで、熟すると皮が茶色になる。
西成区の生根神社では冬至に「勝間南瓜祭」が行われ、小豆と煮た「いとこ煮」がふるまわれる。
勝間南瓜は、皮が比較的やわらかく、切りやすく、甘みが上品で食べやすい。完熟すると蒸しただけでも甘く、香りがよい。主に煮るが、ムース、羊羹、茶巾絞りなどの菓子、焼酎などにも活用されている。
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