タイトル<野菜の学校>
● 2010年度「野菜の学校」 ●
- 2011年2月授業のレポート -
【当日の青森野菜とその料理】
※植物分類表記は、系統発生解析による新しいAPG分類体系に基づく

◆寒締めほうれんそう <アカザ科>
(付)寒締め小松菜

 ほうれんそうは、寒さに当てることによって水分が減り、糖分やビタミンなどの濃度が高まり、逆にシュウ酸などのエグミは少なくなる。また、収穫できるまでに育ったほうれんそうを、一定期間、ハウスを開放して寒さにさらすので、いっせいにではなく、徐々に収穫できるメリットもある。

 東北農業センターの2001年の調査では、通常のほうれんそうは水分が92.4g、ビタミンCが60mg(冬)、Eが2.1mgのところ、寒締めの場合は順に84.6g、78mg、4.0mgという結果になっている。

 寒締めは葉が肉厚で甘みがある。ゆでておひたし、ナムル、あえものにしたり、ソテー、グラタン、スープなどに。乳製品との相性もよい。

(小松菜はアブラナ科で、寒締めの栽培法・利点などはほうれんそうと同様)


寒締めほうれんそう(ゆで)

寒締め小松菜(ゆで)
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