◆寒締めほうれんそう <アカザ科>
(付)寒締め小松菜
ほうれんそうは、寒さに当てることによって水分が減り、糖分やビタミンなどの濃度が高まり、逆にシュウ酸などのエグミは少なくなる。また、収穫できるまでに育ったほうれんそうを、一定期間、ハウスを開放して寒さにさらすので、いっせいにではなく、徐々に収穫できるメリットもある。
東北農業センターの2001年の調査では、通常のほうれんそうは水分が92.4g、ビタミンCが60mg(冬)、Eが2.1mgのところ、寒締めの場合は順に84.6g、78mg、4.0mgという結果になっている。
寒締めは葉が肉厚で甘みがある。ゆでておひたし、ナムル、あえものにしたり、ソテー、グラタン、スープなどに。乳製品との相性もよい。
(小松菜はアブラナ科で、寒締めの栽培法・利点などはほうれんそうと同様)
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