◆一町田せり <セリ科>
せりは数少ない日本原産の野菜。名前の由来には葉が競うように出ることから「競る」→「せり」に転化したという説がある。春の七草の一つで、若葉を食用にする。
一町田せりは、岩木山の麓、旧岩木町にある一町田の「清水っこ」と呼ばれる、年間を通して約10度に保たれる湧き水を利用して栽培されている。
せりの香りの素になるカンフェンなどの成分は、健胃、解熱、発汗作用があるといわれる。
一町田せりは独特の強い香りとシャキシャキした歯ごたえがあり、根までおいしいのが特長。鍋物の具、おひたしやみそ汁の実、漬けものなどに。一般にせりは肉の臭みを消すので、肉類を使った鍋に向く。
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