各品種の評価項目毎の平均値(太罫線内)について、最上位と最下位の差が1.0以下であった果肉の硬さ、肉質、香りを除いて、上位3位を網掛けで示した。これをみると、総合評価の上位3品種(かっこ内は平均値)は、華小町(3.4)、MR淺野けっさく(3.4)、シンディースイート(3.0)であり、これらの品種の順で甘みの平均値が4.3、4.2、3.4、うま味が3.6、3.4、3.3と、上位3位を占めていた。これらのことから、トマトの美味しさは、第一義的には甘さとうま味で判断されているようである。また、これらの品種は外観が平均値で3.9、4.0、3.7と高く、優れているとの評価であった。
酸味についてみると、総合評価が高かった上記3品種のなかで、シンディースイートは酸味もあるとの評価であった。フルティカは果皮が柔らかい傾向であると評価された。
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