本研究会を「大変よかった」、「よかった」及び「ふつう」とした感想には、<トマト全般ではなく、中玉トマトに的をしぼったのが良かった。中玉トマトの生食用としての現状と調理用としての可能性、方向性がわかりやすく示されていた。ミディトマトの食べ比べで見た目以上の違いがあると感じた。>等があった。また、<調理用トマトは輸入トマト缶の安さに対抗すべく養液栽培に活路を見いだしていこうとしていることに光を見たが、価格面で厳しいのでは。>の指摘があった。
一方、<中玉ならではの魅力、利点をもう少しクリアにしてもらいたかった。種苗会社の話は似たり寄ったりで、もう少し多面的な視点での話を聞きたかった。メニュー開発等では、女子栄養大での研究などがあれば良かった。栽培法を紹介して欲しかった。市場(消費者動向)と品種開発を結びつけた内容が聞けると良かった。>等の意見があった。
中玉トマトの普及策の意見をまとめると、<種苗会社、生産者、流通(青果市場等)、消費者(バイヤー、中食、外食関係者)等のトータルなマーケティング戦略の構築が必要である。>となった。
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