成分の分析は、女子栄養大学栄養科学研究所に委託した。結果(概要)は以下のとおりであった。 |
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きゅうり |
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きゅうりは、品種・産地の異なる6試料について、水分、糖度、糖分(糖含量)を分析した。 |
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- きゅうりの糖分は、還元糖である果糖とブドウ糖がほとんどを占めた。
- 6試料とも、水分は約95%、糖分は約2%であり、差がなかった。
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2
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にんじん |
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にんじんは、品種・産地の異なる6試料について、水分、糖度、糖分を分析した。 |
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- にんじんの糖分は4〜6割がショ糖であったが、試料C1ではショ糖が約8割を占めた。
- 水分と糖度は、水分が低いほど糖度が高いという関係が認められた。
- 糖度と糖分には有意な正の相関が認められた。
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3
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ほうれんそう |
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ほうれんそうは、品種・産地の異なる6試料について、水分、糖分、有機酸含量を分析した。 |
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- 水分は試料間で大きな差があったが、糖分や有機酸には水分と同様の差は認められなかった。
- 試料S1〜S4は糖分が2〜3%であり、冬季に栽培されるほうれんそうの特徴を示していた。
- 糖分の多い試料(S1〜S4)ではショ糖が5割以上を占めており、特に試料S2ではショ糖の組成比が8割と高かった。一方、試料S5と試料S6では、ショ糖は4割程度であった。
- ほうれんそうの有機酸は、シュウ酸、リンゴ酸、クエン酸が主要な成分であった。
- リンゴ酸とクエン酸の合計量は、試料S1と試料S2が他試料よりやや多い傾向にあった
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(千葉県農業総合研究センター 宮 崎 丈 史)
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