1) |
試料 |
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試料としたにんじんは国分(以降C1),黒田5寸(以降C2),向陽2号(以降C3),千浜(以降C4),彩紅(以降C5),自然農法(以降C6)の6試料である。C1のみが12月1日に届き,他は感応評価実施日初日の前日の12月2日に到着した。保存時は20℃にコントロールした部屋においた。 |
2) |
時期 |
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官能評価及び物性測定は、12月3日,4日に実施した。 |
3) |
官能評価 |
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にんじんのおいしさを評価するための官能評価は,生と煮物について行なった。評価項目の大項目はきゅうりと同様で,外観には色,テクスチャーにはかたさ,歯触り,みずみずしさを,香りにはにんじんらしい香りを,味には旨味・こく,甘味,渋み・えぐみを小項目として加えて
4〜7段階の評点評価法で実施した。なお,官能検査用紙は別表1に示した。パネルはきゅうりと同様である。 |
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1.
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にんじん生
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にんじんの葉付きより3cmを切り落とし、6cm長さに切り、皮をむき,縦放射状に8〜12等分切り,パネラーに2つずつ(別々の試料のものを選んだ)提供し,官能評価の試料とした。但し,不足する場合は追加する旨を申し添えた。供試温度は室温とした。 |
2.
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にんじん煮物 |
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にんじんの上・下を3cm切り落として皮をむき、7mm厚さに切り分け,直径2.5cm以下のにんじんを除外して全体をまぜ、無作為に500g抽出した。だし1000gに砂糖(にんじん重量の6%)30g,塩(にんじん重量の1.2%)6gを入れて沸騰させ,ここににんじんを入れて20分間加熱をし,しょうゆ(にんじん重量の0.3%塩分)10.3g(しょうゆ塩分を14.5%として算出)を入れ,火を止めた。ただし,だしの塩分は0.25%であった。
そのまま室温に放置し,30分後に官能評価試料とした。
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4) |
物性の測定 |
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にんじんの生と煮物について物性の測定を行なった。 |
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1.
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試料の調達
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生試料は,にんじんの葉付きより4cmを切り落とし、7mm厚さの輪切りにした。煮物試料は,官能評価のにんじん煮物で調製したものを用いた。 |
2.
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測定条件 |
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にんじんのかたさ等の物性は,形成層と形成層を挟んだ外側,内側で異なるとの報告があるので,今回それぞれの箇所を測定することにした。生試料の測定箇所は,皮から5mm内側と形成層上,形成層と中心の間の計3箇所を一枚の生試料より計測した。煮物試料の測定箇所は,皮をむいて調製しているので皮側から4mm内側と形成層上,形成層と中心の間の計3箇所を一枚の煮物試料より計測した。測定時の条件は,ロードセルは2kg,測定速度は1o/sec,歪率は90%,プランジャーは3mmの円柱で行った。 |
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