官能評価は外観のよさ、香りのよさ、風味のよさ、食感のよさ、味のよさ、総合評価については-3から+3の7段階、苦味については0から3(3は非常に苦い)の4段階とした。各平均値を表にまとめた。
官能評価結果について、下の表に平均値をまとめた。全体に評価値のばらつきが大きかった。
以上まとめると、以前から指摘されているように、過熟なもの、苦味の強いものは嫌われる傾向にある。他の野菜では品質指標になる糖含量やBrixはこの時期のレタスの嗜好を反映せず、むしろ苦味が品質にとって重要である。また、レタスは部位によって食味や食感が異なるため、官能評価法を工夫しなければ、精度のよいデータは得られない。今後の研究においては、苦味や食感を客観的に評価できる手法の開発が望まれる。