2007年5月中旬に、(独)野菜茶業研究所が大きさの違うほうれんそうの成分を分析(2反復)した。分析に供したほうれんそうは、12月収穫ほうれんそうと同一の品種を同じ農園で栽培したものである。MS級ほうれんそうは播種後の生育日数が35日であり、2L級ほうれんそうの生育日数は50日であった。
分析結果を表1に示した。通常収穫物より長期間栽培して大きく生育させた2L級は、MS級と比べて糖含量が高く硝酸含量は低くなった。2反復の結果であるため、平均値の差の有意性については検定できないが、これらの含量には差があると推量された。一方、シュウ酸含量の差は小さかった。
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