第４章　にんじんの味に関する消費者調査
２　アンケート調査結果
（４）試食あり回答者を対象としたにんじんの購入理由
１）購入した品種を選択した理由
　試食をして購入した消費者に購入した品種を選択した理由について調査した結果は、「試食してみて」が79.7%と圧倒的に多く、次いで「実物を見て」13.5%であり、「POPを見て」は皆無であった。その他は6.8%であり、「くせがない」、「特に他の比べて食べやすい」、「昔のにんじんの味がする」等の理由が聞かれた。
図２−４（試食有り）

表２−４（試食有り） Q4.お客様がその品種を選んだ理由は？

　 POPを見て 実物を見て 試食してみて その他
全体
（n=74)
-
10
59
5
100%
-
13.5
79.7
6.8
性別 女
(n=70)
-
10
56
4
100%
-
14.3
80.0
5.7
男
(n=4)
-
-
3
1
100%
-
-
75.0
25.0
年代 10歳-29歳
(n=1)
-
-
1
-
100%
-
-
100.0
-
30歳-49歳
(n=24)
-
1
21
2
100%
-
4.2
87.5
8.3
50歳以上
(n=49)
-
9
37
3
100%
-
18.4
75.5
6.1

ア．実物を見て
　実物を見てと回答した10人の回答者に対して、何に注目したのかについては、「色」9人（90.0%）と多く、「形」は１人（10.0%）であった。

表２−５　Q4.実物のどの項目に注目しましたか？

　 色 形
全体
（n=10)
9
1
100%
90.0
10.0
性別 女
(n=10)
9
1
100%
90.0
10.0
男
(n=0)
-
-
100%
-
-
年代 10歳-29歳
(n=0)
-
-
100%
-
-
30歳-49歳
(n=1)
-
1
100%
-
100.0
50歳以上
(n=9)
9
-
100%
100.0
-

イ．試食してみて
　試食してみてどのような項目がポイントなったのかについては、「甘み」が64.4%と過半数を占め、次いで「風味」18.6%、「うまみ」15.3%等の順であった。これを年代別に見ても大きな変化は見られない。

表２−６　Q4.試食したお客様は、どの項目に注目しましたか？

　 風味 甘み うまみ 食感
全体
（n=59)
11
38
9
1
100%
18.6
64.4
15.3
1.7
性別 女
(n=56)
11
35
9
1
100%
19.6
62.5
16.1
1.8
男
(n=3)
-
3
-
-
100%
-
100.0
-
-
年代 10歳-29歳
(n=1)
1
-
-
-
100%
100.0
-
-
-
30歳-49歳
(n=21)
4
12
4
1
100%
19.0
57.1
19.0
4.8
50歳以上
(n=37)
6
26
5
-
100%
16.2
70.3
13.5
-


　

（宮城学院女子大学　安　部　新　一）
>> 野菜のおいしさ検討委員会 平成19年度報告書　目次へ