◆ハリマ王にんにく <ネギ科>
鮮烈な香りと味で、うまい、辛い、臭いにんにく。戦前、加西市東剣坂町の北本兵作氏が村役場の薦めで栽培を始めたと伝えられている。当時、加西市にはにんにくの食文化がなく、自家製として細々と栽培されていたが、戦争の混乱で放棄されていた。昭和30年代に入り、焼肉店の主人が秘伝のタレに合うにんにくを探して兵作氏のご子息に相談した。竹藪の中を探してみると、捨て去られてはずの「ハリマ王にんにく」は20年以上も自生して生き残っていた。
ハリマ王にんにく