産地直送品について、外皮を薄く皮挽きで除き太い部分3分の1ほどを用い3本分から均等にサンプリングするようにした。厚さ1cmに輪切りにしたものを6分の1のいちょう切りにしたもの1.5kgに対し水1.5kg、食塩15gを加えて加熱、煮立ったら醤油15g、酒15g、鰹削り節(にんべん)10gを加えて10
分煮たものを評価した。
なお、Dは3本すべてに若干鬆が入っていたので、著しいところは除いた。
評価はAとB、AとCの順に続けて行った。それぞれで試食順序はランダムになるように配慮した。評価はダイコンを主に行ったが、煮汁についても評価した。評価項目は、ダイコンらしい風味の強さ、風味の好ましさ、口中に広がるダイコンらしい風味(ダイコン臭さ)の強さ、ダイコンの風味の好ましさ、食感(歯ざわり・噛み心地・舌触り)の好ましさ、ダイコンとしての甘味の強さ、ダイコンの甘味の好ましさ、うま味(こくなどを含む深みのある味)の強さ、滋養がありそうな味(滋味)、あなたにとってのダイコンのおいしさの各項目について+3からー3までの7
段階尺度で評価し、さらに、ダイコンとして品質のよいと思う方を選んでもらい理由を記入してもらった。
さらに予め試飲カップに注いだ煮汁について、甘味の強さ、だしがでている感じ、味の密度=味のしっかり感(しっかりしている−うすっぺらい)について7
段階尺度で答えてもらった。
パネルは野菜と文化フォーラムの講演会や野菜の勉強会の参加者を中心に依頼した結果ボランティアで参加を快諾戴いた20代から70代前半の男女24名で過半数が50才以上である。
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