(1)ピーマンの好みとその理由について、のアンケートの方法
図1に示したアンケート用紙を用いて、官能評価実験に先立って行った。
(2)試料:ピーマン
品種:みおぎ 平均重量35から38g/1個
産地:茨城県東茨城郡、茨城町 JA全農いばらき
(3)ピーマンの調理方法
以下の3種の調理について官能評価を行った。
- ピーマンの匂いや歯切れが調理によって弱められない調理方法として、塩味で炒めたもの(以後ソテーとする)
- 子供が好む肉と、うま味と風味がある醤油で調味した炒め物(以後、肉入りソテーとする)
- じゃこ、醤油、だしの旨みが加わり、加熱時間を長めにした煮物(以後じゃこ煮とする)
(4)試料調製
表1に示した。
(5)官能評価の方法
官能評価は、外観、香り、味、テクスチャーおよび総合評価を主項目として、良いあるいは強い(+2)、ふつう(0)、 悪いあるいは弱い(−2)、およびその間に±1の中間点を設け、5段階から3段階の評点評価法によった。なおそれぞれの料理で必要に応じて小項目を設けた。また評価の言葉の表現は図2に示したように小学生が理解しやすいように変えた。
試料は無色のプラスチック容器に入れ、調理後、約30から40℃で供した。供試方法は1クラスを3グループに分け、ABCの試料をグループごとに試食する順番を変え、順序効果が生じないよう考慮した。
パネルは豊島区立駒込小学校、5年生1,2組の65名である。
(6)官能評価実施日:平成21年11月10日
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