タイトル<野菜の学校>
● 2011年度「野菜の学校」 ●
- 2011年11月授業のレポート -
【当日の宮城野菜とその料理】
※植物分類表記は、系統発生解析による新しいAPG分類体系に基づく

◆小瀬菜大根 <アブラナ科>

 大根となっているが、根の部分は小さく手のひらサイズほど、葉の部分が約1mに成長するので、主に葉の部分だけを食べるという変わった品種の大根。江戸時代の末期、小瀬地区で保存食として栽培されていたのが始まりとされる。

 8月から9月頃に種をまき、収穫時期は11月の下旬頃。1985年頃は直売所でも売られていたが、現在栽培しているのは数軒の農家のみ。

 大きく成長する葉の部分を漬け物として利用することが多いが、みそ汁の具、煮物などにも。漬け物は長い時間が経つと葉の部分が変色し、べっこう色になる。味も青々している時とは違う味になる。

 葉は青菜として、茎は漬け野菜、生食用としても使える。根は生産地では捨てられるようだが、辛みがあってわさびなどの薬味がわりになる。


小瀬菜大根の浅漬け


小瀬菜大根の根のソテー


小瀬菜大根
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