◆西米良(にしめら)だいこん <アブラナ科>
収穫期は11月から12月初旬。西米良村では、今でも焼畑で栽培しているが、ふつうの畑でも栽培している。根長が20cm、直径10cm、1kg程度で、草勢が強く、耐寒性が強く、立性で毛じが多い。
赤紫色の表面に白い条線が入ったもの、白い表面に紫色の横線があるもの、普通の大根のように白いものなど多種多様。根も短形、かぶのようなものなど、自家採種中心の在来種のため、形も色も不ぞろいで変形が多いのが特徴。
糖度が普通の大根より2度程度高く、甘みがある。スがはいりにくく、緻密で繊維質。
煮物、酢のもの、漬けもの、みそ汁の具、切り干しだいこんなどにして保存食に。地元地域おこしグループでは、薄くスライスしてしゃぶしゃぶ、せん切りにしてヨーグルトあえなど、若い人たち向けの料理を工夫している。
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