タイトル<野菜の学校>
● 2011年度「野菜の学校」 ●
- 2012年2月授業のレポート -
【当日の宮崎野菜とその料理】
※植物分類表記は、系統発生解析による新しいAPG分類体系に基づく

◆西米良(にしめら)だいこん <アブラナ科>

 収穫期は11月から12月初旬。西米良村では、今でも焼畑で栽培しているが、ふつうの畑でも栽培している。根長が20cm、直径10cm、1kg程度で、草勢が強く、耐寒性が強く、立性で毛じが多い。

 赤紫色の表面に白い条線が入ったもの、白い表面に紫色の横線があるもの、普通の大根のように白いものなど多種多様。根も短形、かぶのようなものなど、自家採種中心の在来種のため、形も色も不ぞろいで変形が多いのが特徴。

 糖度が普通の大根より2度程度高く、甘みがある。スがはいりにくく、緻密で繊維質。

 煮物、酢のもの、漬けもの、みそ汁の具、切り干しだいこんなどにして保存食に。地元地域おこしグループでは、薄くスライスしてしゃぶしゃぶ、せん切りにしてヨーグルトあえなど、若い人たち向けの料理を工夫している。


西米良だいこん(赤長)


西米良だいこん(赤紡)

 


西米良だいこんのおでん

西米良だいこん(白)
>>> 2012年2月「宮崎野菜」レポートトップに戻る