◆いらかぶ <アブラナ科>
ツケナ(アブラナ科アブラナ属の非結球性葉菜類の総称)の一種。東臼杵郡西郷村の立石地区で伝統的に栽培されている。
高菜に類似しているが、味は辛みがあり、高菜より極めて良いとされる。葉がアザミの葉に似ていることから「あざみ菜」とも呼ばれる。葉は濃緑色、葉先は赤紫色。茎は緑色から赤紫色まである。葉裏には葉脈に沿って毛じがある。
主に漬けもの用で、味は高菜と比較して若干辛く、筋が少ないためにやわらかく、漬け込み後の色も緑色が濃く鮮やか。抽苔中の茎や脇芽も同時に漬け込むが、その食感がよいといわれる。漬けものの他、煮ものや、若いうちは油いためにも。
・成分分析結果では、可食部100g当たりのβカロテンが6100mgと多く、ビタミンAも豊富に含んでいる(宮崎県総合農業試験場 薬草・地域作物センター HPより)。
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