◎開催の目的
今日、野菜を巡る状況はめまぐるしく変化し、日本は消費不況の渦中にあるが、一方では消費者・流通業者は安全性を求め、国産品への指向が益々進みつつあります。
作物フォーラムは野菜の素晴らしさを見直して、おいしい野菜・安全な野菜を生産し流通させ消費するために、作り手・売り手・調理人・食べる側が一緒になって「(食)文化としての野菜」の概念を認識し、「知って・食べる」ことを目的とした検討会です。
ブロッコリー・カリフラワーが国内で食用され始めたのは昭和30年代からで、西洋野菜として洋食文化の広まりの中で市民権を得た野菜といえます。蕾と花茎を合わせ花蕾(からい)と呼び、ブロッコリー・カリフラワーともにこの部分を食べている「花野菜」ですが、栄養価・機能性の高い野菜であり彩りもよく、低迷する野菜消費にあって女性・若年層を中心に堅調な消費を推移して「がんばっている野菜」です。
今回は、野菜の味・用途・調理法・安全性などを見直し、これらにこたえられる生産・流通・販売の仕組みと改善を見出すべく、各方面の専門家をお招きして開催いたします。
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