● 「ブロッコリー・カリフラワー2009」報告 ●
―需給の現状を論じ、需要拡大の可能性を探るー
担当理事:川口 和雄
【開催日時】 2009年(平成21年)6月8日(月) 10:30〜17:00
【場所】 女子栄養大学 3号館5階 松柏軒(東京都豊島区駒込)
【参加者】 85名(研究機関、農協、種苗会社、市場関係、加工・開発関係、生産者、消費者、報道)
◎開催の目的

 今日、野菜を巡る状況はめまぐるしく変化し、日本は消費不況の渦中にあるが、一方では消費者・流通業者は安全性を求め、国産品への指向が益々進みつつあります。
 作物フォーラムは野菜の素晴らしさを見直して、おいしい野菜・安全な野菜を生産し流通させ消費するために、作り手・売り手・調理人・食べる側が一緒になって「(食)文化としての野菜」の概念を認識し、「知って・食べる」ことを目的とした検討会です。
 ブロッコリー・カリフラワーが国内で食用され始めたのは昭和30年代からで、西洋野菜として洋食文化の広まりの中で市民権を得た野菜といえます。蕾と花茎を合わせ花蕾(からい)と呼び、ブロッコリー・カリフラワーともにこの部分を食べている「花野菜」ですが、栄養価・機能性の高い野菜であり彩りもよく、低迷する野菜消費にあって女性・若年層を中心に堅調な消費を推移して「がんばっている野菜」です。
 今回は、野菜の味・用途・調理法・安全性などを見直し、これらにこたえられる生産・流通・販売の仕組みと改善を見出すべく、各方面の専門家をお招きして開催いたします。

◎開催の概要

 野菜政策と需給の動向(農水省)、品種と栄養価・機能性(野茶試)、スーパーからみたこれら作物の魅力((株)西友)、調理法(野文フ・理事)、推奨料理の試食会、出展種苗会社のプレゼンテーション(産地・新品種など紹介)、総合討論など

ブロッコリー・カリフラワー2009
開会挨拶 名誉理事長 鈴木 康司
講演1 「今後の野菜政策とブロッコリー・カリフラワー需給の動向」
農水省生産局園芸課流通加工対策室長 菱沼 義久氏
講演2 「ブロッコリー・カリフラワーの品種と栄養価・機能性について」
野菜茶業研究場 野菜育種チーム 主任研究員 石田 正彦氏
講演3 「スーパーから見たブロッコリー・カリフラワーの魅力」
(株)西友商品本部青果部 バイヤー 主任研究員 芳川 和美氏
供試品の品種特性と適応作型
ブロッコリーとカリフラワーの試食(レシピ)
試食の感想と総合討論
まとめ
謝辞
  
 
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