"50℃洗い"は、50℃で食材を洗えば、食材が生き生きとよみがえり、アクやイヤな臭いもなくなり、しかも鮮度保持に役立つという画期的な手法です。さらに、調理の下ごしらえにとどまらず、農業、加工、流通などの様々な場面に取り入れることによって、野菜は驚くほどの可能性を秘めていることが示唆されています。

　世界でも前例のない手法なだけに、平山氏ご自身、成果をオープンにしながら、野菜に関わるあらゆるジャンルの方々と可能性を探っていきたいという意向です。

　そこで、当フォーラムでも、平山氏の講演に、既に実践なさっている料理研究家や生産者のお話も加えて、特別講演会を設けました。

　当日は生産者、流通加工業者、種苗関係、研究者、調理関係、メディアなど128名の参加で、大変熱心に聞き入る様子が見られました。