◆後関晩生小松菜 <アブラナ科>
小松菜はツケナ類(アブラナ科の非結球葉菜)の一種で、耐寒性があり、冬菜、雪菜、うぐいす菜などの名もある。
伝統小松菜の後関晩生は、カブの一種のクキタチナとナタネの雑種から江戸時代初期に選抜された。シャキシャキしており、葉が根元から伸びている。葉色が淡く、繊細な食感。霜があたると甘みが増しておいしくなる。大きくなっても茎が柔らかいため、35cmくらいになっても出荷できる。しかし、病害虫に弱く、天候の影響を受けやすい。成長するにしたがって葉が広がるが、普通の小松菜に比べて葉が薄いので、出荷には小松菜の2倍の量が必要。また収穫時に葉が折れやすいなどの弱点が多く、栽培が難しい。
小松菜の名の由来は、江戸時代、八代将軍・徳川吉宗が鷹狩りに出かけたおり、昼食をとるために立ち寄った江戸川区の小松川村の神社で出されたすまし汁の具材であった「青菜」をたいそう気に入り、まだ名前がなかった「青菜」に、地名を入れた「小松菜」と命名したといわれている。東京都江戸川区中央の香取神社の隣には「小松菜ゆかり塚」があり、一茶の「小松菜の一文束や今朝の霜」という句が刻まれている。
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後関晩生小松菜
後関晩生小松菜とじゃこの
いためもの
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