タイトル<野菜の学校>
● 2011年度「野菜の学校」 ●
- 2011年10月授業のレポート -
【食べくらべ後の主な感想・意見】
  • 黄金千貫と高系14号は普段食べている粉質、甘さで安心して食べられる感じ。隼人いもはかぼちゃのようなベチャベチャ感があって淡白な味わい、紫いもはホクホクというかボソボソというか、そうした食感で甘すぎず、独特のポリフェノール味がした。安納いも2種は味が濃厚で、おやつならいいが、さつまいもとしては濃すぎる気がした。

  • さつまいもは土のにおいがすると思うが、黄金千貫と高系14号は似ていて、安納は違う。黄金千貫はパサパサして栗のようで、煮ものに合う。紫いもは見た目のインパクトの割りに味は穏やかで、そのギャップがおもしろい。お菓子にするにはいい。安納2種は水分量の違いかしっとり感が違った。隼人いもは水分が多く、かぼちゃのようなネットリ感が、パサパサとは別に喉に来る。スタンダードなのが高系14号。いろいろあって、どれもさつまいもなのがおもしろかった。

  • 甘さの順は安納黄金、安納紅、高系14号、黄金千貫、水っぽさの順は隼人いも、安納紅、紫いも、安納黄金、黄金千貫。紫いもが個性的で、甘いかと思えばそうではなかった。黄金千貫は食べたいとは思わない。隼人いもは水っぽいかぼちゃのよう。安納2種はねっとりしているが繊維が残る。食べ慣れているのは高系14号。和菓子に合うのは安納紅いも。

  • 2つのグループに分かれるように思いました。黄金千貫と高系14号はホクホク、残りはしっとり、ネットリ。黄金千貫は水分が少なく栗のよう。高系14号は黄金千貫より粗い。安納2種と隼人いもはしっとりして人気でした。安納紅は皮が舌に残る感じ。隼人いもはかぼちゃのネチャネチャ感があった。紫いもは色鮮やかで、抗酸化の健康にいい味わいを期待できた。

  • 高系14号はさつまいもらしい見た目と味で安心して食べられた。黄金千貫は焼酎用、紫いもは加工用にいい。隼人いもは大変ネットリして、にんじんのようなカロテン臭があった。安納黄金はなめらかでクリーミー、安納紅は全体にコクがあった。

 皆さんの講評を受けた田畑先生の感想は、「皆さんの鋭い感覚に驚きました。隼人いもはかぼちゃいもともいうんです。大正時代から食べられていて、昔は一番甘いいもでした。さつまいもは今からおいしくなります。ぜひさつまいもを愛してください」。
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