タイトル<野菜の学校>
● 2011年度「野菜の学校」 ●
- 2011年11月授業のレポート -
【食べくらべ後の主な感想・意見】
  • 仙台雪菜は甘みが強く、シャキシャキしていた。伝統雪菜は甘さと肉厚な食感で葉は少し青臭い。小松菜はシャキシャキしていたが、味が薄く、水っぽかった。試食したミニトマト「ぷちプヨ」はまるで皮がないような食感で驚いた!

  • 雪菜は色が濃く、タアサイに似ている。茎に甘みがあった。伝統雪菜はぬめりが若干あり、葉に甘み、軸に苦みを感じた。寒に当たった後に食べてみたい。

  • 雪菜と伝統雪菜は、見た目ほどの差は感じなかった。ただ、軸の部分は雪菜のほうは甘みがあるが筋が残り、伝統のほうは大きな軸でトロッとやわらかく、筋が残らない。軸に風味、甘み、土の香りがあった。伝統のほうが複雑な味わいだった。

  • 雪菜・伝統雪菜対小松菜と、2つのグループに分かれるように思った。両方の雪菜とも甘くマイルドで一体感がある感じ、中でも雪菜はツヤやテリが特徴的、伝統のほうはやや黄色みがかった色合いで、甘みがあり、やわらかかった。小松菜はいかにも普段食べ慣れている味で、苦みが若干あり、水分が多いせいか一体感がなかった。雪菜2種は甘さや味が小松菜とは違う。成分表では雪菜は小松菜に準じるが、これだけ味が違うのだから成分も違うのでは?と思った。もっと勉強したい。

  • 雪菜は初めて食べたが、ぬめり、うま味などで雪菜2種対小松菜に分かれる。雪菜は茎にうま味がある。小松菜はやや苦みがあり、シャキシャキした食感を楽しむものと思った。雪菜と伝統雪菜を比べると、伝統のほうがなつかしい味で、茎の下部はブロッコリーの軸のようなアブラナ科の味がした。調理するなら雪菜はおひたしに、小松菜はからしあえとか調理の幅が広い印象だった。

 皆さんの講評を受け、渡部先生から少し雪菜の補足があった。まだ暖かく、生育日数も1週間から10日ほど早いため、当日の雪菜は本来の味が出ていないとのこと。雪菜は寒に当たると葉が縮んでくる。葉が厚くなり、ぬめり、甘みが出る。伝統雪菜ももっと甘み、苦みが出てくる。とはいえ、雪菜も伝統雪菜も同じ小松菜の仲間なのに、まったく味が違うことがわかり驚いたそうだ。
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