原生種は地中海沿岸地帯(シシリー島〜イタリヤ半島)にある野生種からケール、キャベツ、ハナヤサイなどが分化したとされ、石灰質を多く含む土壌に自生し、BC2,500年頃から栽培されていたとされる。
世界への広がりは、1世紀頃に南欧で結球性に発達、中世にはイタリヤを中心に品種改良され、近世になり米国で品種改良され現在のキャベツになった。現代、世界で年間7,000万t以上の生産量で、これは世界人口が約70億人とすると、10kg/人・年(≒1人当たり年間7〜8玉)の消費量(FAO)となる主要な野菜である。
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